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映画「E.T.」には有名な指と指を合わせるシーンは存在しない?! 見逃しただけ? 徹底解説!

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それ、見逃しただけ? それとも記憶違い? 徹底検証!

1982年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の名作『E.T.』
「少年と異星人の友情を描いた感動作」として今も世界中で愛されています。

その中でも、多くの人が思い浮かべるのが“E.T.と少年が指先を合わせる”あのシーン。
光る指先が触れ合い、神秘的な光がともる――そんな印象的な瞬間を、誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。

しかし、SNSではこんな声が話題になっています。

「あの“指と指が合う”シーンって、本編に出てこないって本当?」
「ポスターで見たけど、映画ではそんな場面なかった気がする…」

果たして、あの名場面は本当に“存在しない”のでしょうか?
この記事では、映画の実際のシーンと、イメージが独り歩きした理由を徹底解説します。


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↓※以下、ネタバレあり※↓


実際に“指と指を合わせる”シーンは存在するのか?

結論から言うと、「完全にないわけではない」が、「多くの人が思い浮かべる形では登場しない」のが真実です。

映画『E.T.』には、“指”が印象的に使われる2つのシーンがあります。

① エリオットの傷をE.T.が治すシーン

前半で、少年エリオットが指を切って「Ouch(痛い)」とつぶやく場面。
E.T.はその小さな傷に自分の光る指先を当て、瞬時に治してしまいます。
ここで初めて“E.T.の指が光る”という特徴が強調され、彼の優しさと不思議な力が観客に印象づけられます。

このとき、指と指がわずかに触れる瞬間がありますが、ポスターのような「神々しい構図のクローズアップ」ではありません。
むしろ物語の流れの中で、自然な動作としてさらりと描かれています。

② 別れのシーンでの“光る指”

ラストシーン。
E.T.が宇宙船に帰る直前、エリオットに「I’ll be right here(私はここにいるよ)」と言いながら、彼の額に光る指を当てるシーンがあります。
この瞬間、涙なしには見られないほどの名場面ですが、やはり“指と指を合わせる”ものではなく、指と額のタッチです。

つまり、映画の中では“指が光る”というモチーフは何度か出てくるものの、「お互いの指先を合わせる」場面そのものは存在しないのです。


どうして“指と指を合わせる”イメージが有名になったのか?

ここが最も興味深いポイントです。
実は、あの有名な“指と指が触れ合う”構図が広まったのは、映画本編ではなくポスターに由来します。

映画ポスターがすべての始まり

『E.T.』の公開時に使われた公式ポスターは、ジョン・アルビン(John Alvin)によるアートワーク。
黒い宇宙を背景に、少年の指とE.T.の指先がほとんど触れそうに伸び、その接点が神々しく光る――まさにあのイメージです。

この構図は、ミケランジェロの『アダムの創造』をモチーフにしたと言われています。
人間と未知の存在が“触れ合う”瞬間。


宗教的な象徴性すら漂うこのポスターは、世界中の劇場やビデオジャケット、グッズに使われ、作品の象徴として浸透しました。

結果、「E.T.=指と指が触れ合う映画」というイメージが、宣伝ビジュアルを通して記憶の中で固定化されたのです。

グッズ・CM・プロモーションの影響

1980年代の『E.T.』ブームでは、玩具・絵本・広告・テレビCMなど、あらゆるメディアで“指を合わせる”構図が繰り返し使われました。
ピザハットのコラボグラス、ぬいぐるみのパッケージ、VHSジャケットなど、どれもあのポスターを再現。

つまり、実際の映画を何度も見返したわけでなくても、宣伝や商品で刷り込まれたビジュアル記憶が「本編で見た」と錯覚させたわけです。

“マンデラ効果”としての記憶の錯覚

近年、この現象は「マンデラ効果(集団的誤記憶)」の一例としても語られています。
“多くの人が同じ誤った記憶を共有する”という心理現象です。

たとえば、映画『スター・ウォーズ』の有名な台詞「ルーク、私はお前の父だ」が実際には「No, I am your father」だったように、印象的なイメージほど記憶が脚色されやすい
『E.T.』の指のシーンも、映像の短い瞬間とポスターの強烈なビジュアルが融合して、記憶の中で“存在していた”かのように思い出されるのです。


まとめ:記憶の中で生まれた“幻の名場面”

改めて整理すると──

  • 映画本編には「E.T.がエリオットの傷を指で治す」「別れのとき額に触れる」シーンは実在する
  • しかし「指と指が合わせられ、光がともるポスターのような構図」は本編には登場しない
  • そのイメージはジョン・アルビンの映画ポスターが原点であり、
    広告・グッズ・メディア露出を通じて“E.T.の象徴”として世界中に定着した。
  • その結果、観客の間で“映画の中にもあのシーンがあった”という記憶の錯覚が広まった。

つまり、「E.T.の“指と指”シーンが存在しない」という噂は、半分正解で、半分誤解
“存在する”のはモチーフとしての「指の触れ合い」であり、
“存在しない”のはポスターそのままの長いクローズアップ映像
です。

映画『E.T.』が40年以上経っても語り継がれるのは、こうした“印象”と“記憶”が交錯するほど、強烈な感情体験を観客に与えた証拠でもあります。

もし気になる方は、ぜひ今一度本編を見返してみてください。
あの“光る指”が伝える温もりは、何度見ても決して色あせません。

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