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映画「果てしなきスカーレット」なぜ批判が多いのか?脚本家の違いや挑戦に隠された違和感を解説

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映画**『果てしなきスカーレット』**は、細田守監督の最新作として、公開前から大きな注目を集めました。シェイクスピアの『ハムレット』をモチーフとした壮大なダーク・ファンタジーへの挑戦は、従来の細田作品のファンだけでなく、幅広い層の期待を背負っていました。

しかし、公開後の反応は極端に分かれ、熱狂的な支持と同時に、従来の細田作品では考えられないほどの辛辣な批判に晒されることとなります。この極端な評価の分裂の背景には、監督が本作で踏み切った**「脚本体制の変更」「映像表現の革新」**という二つの大きな挑戦が、観客の期待とすれ違った事実があります。


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批判意見の例

  • そもそもストーリー(脚本)がつまらない
  • セリフが多い、全部喋る
  • 感情移入できない
  • 背景がほぼ実写

脚本家 奥寺佐渡子さんの存在

映画タイトル公開年脚本家
時をかける少女2006年奥寺佐渡子 (スタジオ地図)
サマーウォーズ2009年奥寺佐渡子 (スタジオ地図)
おおかみこどもの雨と雪2012年奥寺佐渡子 (note(ノート))
バケモノの子2015年細田守 (奥寺佐渡子 協力) (filmers.jp)
未来のミライ2018年細田守 (ウィキペディア)
竜とそばかすの姫2021年細田守 (ryu-to-sobakasu-no-hime.jp)
果てしなきスカーレット2025年細田守 (単独脚本) (nekoryman.hatenablog.com)

 脚本家である奥寺佐渡子さんは上記のように細田守作品の物語そのものだった方です。

ですが「未来のミライ」を境に細田守監督本人が脚本を務めるようになっています。

脚本家としての細田守

 映画「サマーウォーズ」を入り口にシリーズ全て見ている方は多くいると思います。

しかし、脚本家の入れ替わり作品である「未来のミライ」以降は世間的にも不評、あるいは過去作に及ばないという意見を多く目にします。

● 指摘されている違い

  • 共同脚本のとき
    → 物語が整理され、キャラの動機が明確
  • 単独脚本のとき
    テーマが広がりすぎ、構成が緩くなる傾向がある
  • 今回のテーマが重い(生死・復讐・赦し)ため、
    単独脚本の弱点が顕著に表れたという見方が強い

直近の金曜ロードショーでの「竜とそばかすの姫」でも唐突な物語の転換が散見されます。
(ベルのトラウマ克服動機が知り合って間もない”竜”なところとか)

新たな映像表現への挑戦

細田守作品といえば温かみのあるふわっとした作画がすぐに頭に浮かびますね。

「サマーウォーズ」なら田舎特有の団結、暖かさ
「おおかみこどもの雨と雪」なら母親(花)の愛情、助け合い
これらが作画により強く演出されています。


しかし今作「果てしなきスカーレット」は見てわかるCGでの映像美

〇復讐劇である今作とGGによる映像美
相性は良く、力強さも迫力も演出できている。

でも、細田守作品って感じではない!!

この視聴者と製作側でのギャップが今作への映像、作画観点への評価だと思います。

項目内容
手描き+3DCGの融合光・質感の作り込みが緻密で高評価
4年以上の制作期間世界観のディテールに徹底的にこだわり
“死者の国”のデザイン幻想世界を独自の色彩と構図で描写
メッセージ性の強化復讐の連鎖、許しをテーマに哲学的アプローチ
多層的な観客を意識結末を希望的にまとめる挑戦も

まとめ

  • 脚本家の違い
    歴代人気作を手掛けた奥寺佐渡子さんが携わっていない
  • 新しい映像表現
    ファンが細田守作品に求めているものとの乖離
  • 題材「ハムレット」への理解
    前作(美女と野獣)のように親しみやすいモチーフではない

この極めて大きな要因(違い)が重なってしまった結果が現状への評価に繋がってしまったと考えるべきでしょう。

ですが感性は人それぞれ。
批判の前に鑑賞することがとっても大切です!!


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