時代を超えて愛される作品の魅力に迫る体験型展覧会
テレビで長きにわたり愛され、数々の名作映画を届けてきた日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」と、世界中を魅了し続ける「スタジオジブリ」のタッグによる展覧会、それが「金曜ロードショーとジブリ展」です。
この展覧会は、1985年のスタジオジブリ設立、そして同年から始まった金曜ロードショーの歩みを共通の起点とし、両者がどのように時代とともに歩み、作品の魅力を広げてきたかを体感できる、非常にユニークな企画となっています。単なる作品紹介に留まらず、訪れる人がジブリの世界に飛び込み、その時代の空気をも感じ取れる、エンターテイメント性の高い展示が特徴です。
どんなことができるのか:作品の世界に没入する体験

「金曜ロードショーとジブリ展」の最大の魅力は、参加型・体感型のコンテンツの豊富さにあります。作品の世界観を多角的に楽しむための、工夫を凝らした展示が目白押しです。
🎬 ジブリ映画ポスタースタジオ
スタジオジブリ作品のポスターに描かれた世界の中に、まるで自分が入り込んだかのように撮影ができるフォトスポットです。来場者は、ポスターの主人公になった気分で写真を撮ることができ、思い出を形に残すことができます。作品のポスターがどのように構成されているかを感じながら、ユニークな一枚を撮影できる人気エリアです。
🌲 圧倒的な迫力!『風の谷のナウシカ』の“腐海”

展覧会のクライマックスともいえるのが、ジブリ作品の中でも特に強いメッセージを持つ『風の谷のナウシカ』に登場する**「腐海(ふかい)」**の世界を再現した空間です。
稀代の造形作家・竹谷隆之氏らが手掛けた、リアリティあふれる「王蟲(オーム)」や「大王ヤンマ」、奇妙な植物「ムシゴヤシ」などが立ち並び、作品で描かれた毒に満ちた世界を圧倒的なクオリティーで表現。そのスケールと完成度の高さは、来場者に強烈な印象を与え、ジブリ作品が持つ生命力と世界観を深く体感させます。
💡 音と光に包まれる「ジブリの幻燈楼」

ガラスの街として知られる富山のガラス作家らが制作・監修した、**「幻燈(げんとう)」**をテーマにした展示もあります。
幻燈とは、光を用いて映像を投影する装置のことで、ジブリ作品のキャラクターをモチーフにした色鮮やかなガラス細工に強い光を当てることで、映画のシーンを想起させる幻想的な光と影の空間を創り出します。音響効果も相まって、来場者は視覚だけでなく聴覚からもジブリの世界に包まれます。
🎞️ 貴重な資料と歴史を辿る展示

上記の体感型コンテンツに加え、スタジオジブリ作品のほぼ全作品の「絵コンテ」が展示されます。これは、映画の設計図とも呼ばれるもので、作品が生まれる過程を間近で垣間見ることができる貴重な機会です。また、金曜ロードショーの歴史を紹介するコーナーでは、1997年から2009年まで使用されていた、宮﨑駿監督が生み出したキャラクター**「フライデーおじさん」**が登場するオープニングムービーなど、貴重なアーカイブ映像も特別公開され、懐かしい記憶が呼び起こされます。
金曜ロードショーとジブリ:特別な関係性
テーマは、テレビ放送を通じて、スタジオジブリ作品を国民的アニメへと押し上げた「金曜ロードショー」との特別な関係性です。
金曜ロードショーがスタートした1985年は、奇しくもスタジオジブリがスタジオ開きをした年でもあります。以降、金曜ロードショーは、公開年に関わらず国内外の名画を放送し、多くの人が同じ時間に同じ作品を観るという**「特別な体験」**を提供してきました。
特にジブリ作品の放映は、常に高い注目を集め、再放送でも驚異的な視聴率を記録。この展覧会では、これまで語られてこなかったジブリ作品放映の裏側や、視聴者と作品をつないできた「金曜ロードショー」の役割を、当時の社会の記憶とともに紹介しています。


金曜ロードショー
「金曜ロードショー」は、日本テレビ系列で1985年10月4日から毎週金曜日21:00~22:54に放送されている映画番組です。ウィキペディア+2金曜ロードシネマクラブ+2 番組は長年にわたって、洋画・邦画を幅広く紹介しており、特に“ノーカット放送”や“本編まるごと”といった形での放映も話題となることがあります。映画.com+1 また、番組公式サイトでは今後の放映ラインナップが更新されており、最新映画の地上波初放送なども取り上げられています。金曜ロードシネマクラブ+1
この番組が、ジブリ作品を日本のテレビ普及ルートの中で紹介してきた側面があり、その“文化的な足跡”を振り返る意味でも展覧会が企画されています。ghibli.jp
ジブリ/スタジオジブリ展覧会
スタジオジブリは、宮崎駿・高畑勲ら監督陣と共に数々のアニメーション映画を生み出してきた日本を代表するアニメ制作会社です。展覧会では「ジブリ作品」にまつわる制作資料、絵コンテ、立体造型物、ポスター、フォトスポットなどが展示され、作品を“観るだけ”でなく“体験”できる形式が多く採られています。Tokyo Art Beat+1
例えば、絵コンテのコーナーでは「作品がどのように設計されたか」を可視化し、ポスタースタジオでは「主人公になった気分で撮影できる」体験が提供されています。金曜ロードショーとジブリ展 また、ジブリ作品がどのように世界へ広がったか、海外展開の脈略などにも触れる展示もあります。ジブリの立体造型物展
このように、ジブリ展はただの“アニメ原画”展ではなく、制作背景・歴史・世界観・メディアとの関係性を総合的に楽しめる内容となっています。
開催期間と場所:全国を巡回する注目の展覧会
この展覧会は、東京を皮切りに、全国各地の美術館・展示施設を巡回しています。
巡回展であるため、開催時期や場所は時期によって異なります。例えば、過去には東京(寺田倉庫 B&C HALL/E HALL)、富山(富山県美術館)、京都(京都市京セラ美術館)、広島(ひろしま美術館)、長崎(長崎県美術館)などで開催されました。
**現在の情報(2025年11月時点)**で今後開催が予定されている、または直近の開催情報をいくつかご紹介します。

〇静岡展 静岡県立美術館
〇大分展 大分県立美術館
↪金曜ロードショーとジブリ展
チケット料金

金曜ロードショーとジブリ展
この公式サイトからチケットも購入できます!
まとめ:時代をつなぐ特別な展覧会
「金曜ロードショーとジブリ展」は、国民的映画番組である金曜ロードショーと、世界を魅了するスタジオジブリの30年以上にわたる特別な道のりを追体験できる、かつてない展覧会です。
最大の特徴は、見るだけでなく、**作品世界に入り込む「体験」**にあります。
- ✅ 『風の谷のナウシカ』の腐海や幻燈楼など、五感を刺激する圧倒的な造形・光の演出。
- ✅ ジブリ映画ポスターの世界に入り込めるフォトスポット。
- ✅ 絵コンテや金曜ロードショーの貴重なアーカイブ映像を通して、作品が生まれる過程や放送の歴史を知る。
長きにわたり日本のお茶の間と映画をつないできた金曜ロードショーの功績と、時代を超えて愛され続けるジブリ作品の魅力を、大人も子どもも楽しめる形で統合した、まさに**「映画との出会いの時間」**を形にした企画と言えるでしょう。
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